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女子の世界はいつも大変!

じめじめして過ごしにくいかと思えば、カッと陽が差して一気に暑くなったり…。
みなさん、体調くずしていませんか?
しかし、ワタシがこんなふうに天気のことなどをのんびり語れるようになったのは、
考えるとつい最近のこと。
大昔、高校生だったころの自分を思い出すと、
「天気なんかより、この悩み、どうすりゃいいのヨ!」
などと、日々ウツウツとしていたような気がします。
そこで今回は、そんな悩み多き「女子」のみなさんに
ぜひ読んでいただきたい三冊をご紹介。
雨の休日、
もちろん、女子ゴコロを知りたい男子の方にもオススメですよ!(笑)

●女生徒/太宰治(角川文庫)価格:¥441(税込)

表題作の「女生徒」をはじめ、太宰が女性の文体で書いた短編が収められた一冊。
太宰治といえば「人間失格」や「走れメロス」などがメジャーですが、
女性の文体で書かれた作品にも、すぐれた作品が多いんです。
とくにこの「女生徒」は、ひとりの女学生の、朝起きてから夜寝るまでの
ごくありふれた一日を描いた作品なのですが、朝の「どんより」した目覚めの描写から
ものすごくリアルで、ぐっと引き込まれてしまいます。
「朝起きるときは、いつも悲しいことばかり思い出す」という表現が、
これを読んだ当時の自分の気持ちにばっちりヒットしたものです。
かわいらしいもの、きれいなもの、繊細なものに心ひかれる「乙女」な人、
ぜひ読んでみてください。

●女子の国はいつも内戦ー14歳の世渡り術/辛酸なめ子(河出書房新社)価格:¥1,260(税込)

さて、こちらはぐっと現代寄り、今の「女子界」のありさまを
鋭く分析、かつ、楽しく解説した一冊です。
さすが女子校出身の作者だけあって、学校の中での女子同士の大変さ、
女子界ヒエラルキーの分析、そして、そんな中で生きていくための処世術を、
女子の眼からわかりやすく紹介してくれています。
「その昔、自分が学生だったころは、脳内の半分以上を友人関係が占めていた。
でも、大人になれば全然大丈夫になると伝えてあげたい」という
作者のメッセージが心強いです。今、まさに「女子の人間関係」に悩んでいる人に。

●蝶々の纏足・風葬の教室/山田詠美(新潮文庫)価格:¥540(税込)


最後は、女子VS女子の、一対一の人間模様が味わえる作品を。
主人公は、幼なじみで美しい「親友」のえり子の束縛から逃れるために、
麦生という男の子と恋愛関係を結んでいく…というストーリーなのですが、
その中では、「ほんとうは決して仲がよいわけではない。けれど親友」
という、女の子同士のつきあいの複雑さが、とてもていねいに描かれています。
ありますよねー、女の子同士の微妙なかけひき。口では「いいよ」と言いつつ、
実はそうは思ってないとか、いきなり無視されるかと思えば、
逆にベタベタしてきたりとか(えっ、ない!?)。
「女の子同士の友情って、一体どんなものだろう?」と、
小学生のころを思い出しながら、読んでみてください。
(Yuka)

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